越谷市蒲生の個別指導塾
学楽塾プレインズ
勉強について
ここでは、学楽塾プレインズが「勉強」をどう考えているかについてお話させていただきます。
以下の5点
についてお話します。
一つでも興味があれば読んでみてください。私共がどんなことを考えながら塾を運営しているか、について触れていただければ幸いです。
一つだけ、このページを読むうえで何度も出てくる言葉をお話させてください。
それは「点数が上がる勉強」です。
プレインズでは、いつも生徒様に
「点数が上がる勉強をしよう」
とお話させていただきます。
具体的には
・問題を解くのは、自分の出来ること・出来ないことを把握するため
・出来なかった問題は、もう一度解くために印をつけておく
・何故できないかを考える(知識が必要なら、それをどう覚えるか。解き方が定着していないなら、何度も繰り返し解く)
・必ず確認テストをする
ということです。プレインズではこの「点数が上がる勉強」を重視して教室の運営をおこなっています。
何故勉強するのか
「どうして勉強をしなくちゃいけないの?」
保護者の皆様も一度はお子様に聞かれたことはあると思いますし、生徒様は毎日考えていることだと思います。
私たち塾の講師も、この質問をされたことは数えきれないほどあります。
保護者の皆様は、この厄介な質問にどうお答えでしょうか。
生徒の皆様は、この質問についての自分なりに答えを出してみたことがあるでしょうか。
私は、この質問を聞かれたときに、ちょっと意地悪をして
「逆に、どうして勉強をしなきゃいけないと思う?」
と聞き返すことにしています。
質問に質問を返すことが良いことか悪いことかは置いておいて、
不思議なことに、多くの生徒様は口をそろえて
「将来のため」
と答えます。
更に「じゃあ勉強ってどういう将来のためなの?」と聞くと、
「・・・。」
と無言になってしまいます。
誤解を恐れず言うのであれば、この「将来のために勉強する」とお子様が答えるのは
もはや、呪いだと思います。
だって何も将来に対して考えてないのに、将来のために勉強する、と皆さん口をそろえて言うんです。
生徒様達は、見たこともない・考えたこともない『将来』のために、毎日訳の分からない拷問(勉強)を受けているんです。
そして、ココが一番重要だと思っていますが、この「将来のために勉強する」という質問は、
「将来何の役に立つか分からない勉強なんてしたくない」
という「やる気が出ない」の裏返しの発言で出てくる場合が多いです。
もちろん、純粋に興味を持って聞かれているお子様がいらっしゃるのも承知しています。
しかし、基本的には勉強なんてやりたくないんですよね。気持ちは痛いほどわかります。
私も勉強をやる意味が分からず、大学受験を2回失敗しています。
ここまで聞いて、私は自分の意見をお話します。
「もしかしたら、今勉強している内容自体には意味が無いかもしれない。
でも、生きていく以上は、常に何かを手に入れながら生きていかなきゃいけない。
食べ物でも、友達も、恋人も、受験の合格点も、仕事も、他の人たちからの評価でも、ただボーっと突っ立っているだけでは手に入らない。
その時に必要になる考え方が「どうしたらそれを手に入れられるか」だ。
自分が今どういう状況で、何が欲しくて、何をすると、それが手に入るのか、
今やっている勉強そのものは役に立たないかもしれないけど、勉強をして何かを手に入れようとする「考え方」はこの先ずっと必要になる。
勉強には正しい答えがある。
正しい考え方がある。
正しい考え方を身に着けることで、もしかしたら答えのない問題にも自分なりの「考え方」で対処できるかもしれない。
だから今やっている勉強はいつか生きていく中で役に立つ大事なことだ」
と。
実学、という言葉があります。
福沢諭吉が「学問のすゝめ」で説いた、「役に立つ学問」のことです。
私の言う「考え方」というのはこの『役に立つ学問』と同じものだと考えています。
勉強している内容自体がもし役に立たなくても、自分の「考え方」は色んなところで役に立ってくれるかもしれない。だから、勉強はしておくべきものだ。
と。
正直、ここまで話して納得してくれる生徒様は半分もいれば良い方だと思います。
(みんな表面上は「ふーん、なるほど」って反応をしてくれます)
私がドヤ顔でお話したことが正しいかは分かりません。
あくまでも私の経験則でしかないものですから。
このお話で「勉強をやる意味が分からない」から、
「まぁ少しだけでも勉強してみるか」という気持ちになってくれれば良いな、と祈っています。
「点数を上げる」とはどういうことか
皆さんは「勉強する」ってどういうことだと思いますか?
教科書を読む、単語を覚える、問題を解く・・・
色んなやり方があるとおもいます。どれも勉強をしたことには変わりがないと思います。
しかし、「勉強をする」ことと、「点数をあげること」には大きな差があるとプレインズでは考えています。
「勉強をする」ことと「点数をあげること」に大きな差が出てくる例を出します。
プレインズでも、授業後に宿題が出ます。
そして、次の授業時に、前回授業の内容の確認をしてみると、教えたことや重要な点を覚えていなかったり、丸付けがしてなかったり、酷いときは宿題の範囲を忘れていることもあります。
講師側が宿題を出す狙いは、その日の授業で行ったことの復習です。
次の日以降、もし同じ範囲の問題が出たら覚えておいてほしいこと、解けてほしいことの定着を図るために宿題を出すんです。
だから、宿題を出して勉強してきてもらえば、
講師は
・すべての問題を解いて
・丸付けをして
・出来なかった問題に印をつけて
・もう一度解きなおしたり、覚え直したりして
その範囲の学習したものがテストで出てきたときに「これはこうやって解く問題だな」となって問題が解ける=点数が取れる、と思っているわけです。
でも、生徒は違います。
講師が「ここをやってきてね」と言ったので、
・宿題を解きます
・丸も付けます。
以上です。
ここには、「点数を上げる勉強」を教えているつもりの講師と、「勉強をした」生徒に認識のズレが生じています。
もちろん、これは講師側に責任があると思います。
「点数が上がる勉強」の中身をちゃんと共有していないことがいけないんです。
また、生徒たちは学校でも宿題が出されています。
1日6時間授業だとして、少なくとも3教科くらいは宿題が出されるとします。
学校の宿題は量も多いし、学校の先生たちもそこまで全部チェックしないことも多いようです。
(学校の先生にとっても、見なければいけない量が多すぎてチェックが完璧に出来ないことは想像できます。学校の先生のご苦労は察して余りあります。)
そうすると、上記のような
「とりあえず解いて、丸を付ければ宿題はやったことになる」
という考え方が定着していくと考えます。
だから、プレインズでは、
「宿題は、ただ解いて丸を付けるだけではなく、間違えた問題のチェックと、どうしたら次解けるか、を考えてきてください」とお伝えしています。
それでも、点数を取るための勉強が定着するのには時間がかかります。
感覚的な話ですが、この「点数を取るための勉強」の考え方が定着するまでには、塾に通い続けてもらって1年くらいかかる感じです。
難しい話ですが、続けていくしかないと思います。
塾に通ったからといって合格はできない
「いやいや、塾側のお前が言うなよ」とお𠮟りを受けそうな話題です。
勉強に関する思い込み(私は呪いと同じものだと考えています)の一つに
「塾に行けば成績が上がって合格できるor目標を達成できるはずだ」というものが根強くあります。
確かに、安くないお金を払って塾に入れているのだから、成果をだしてほしい、という保護者様のご要望は当たり前だと思います。上がらなかったら詐欺だとも思います。
しかし、「点数が上がるための勉強」が共有出来ていないなら、塾に通っても成績は上がりません。
塾に通わせたならどこでも点数が上がるのではなく、「点数が上がるための勉強」を教えてくれる塾に通わせるべきです。
ここで、一つ考えてみて欲しいことがあります。
文部科学省のデータによると、公立中学校3年生の約7割が塾に通っているようです。
(参考:文部科学省.平成28年度子供の学習費調査.平成29年12月22日.
まわりの人たちも塾に通って成績が伸びるので、もし自分が塾に通って成績が伸びていても差がつかないことになります。
つまり、正確には「合格点を取るための勉強」をする必要がある、ということです。
学楽塾プレインズは「点数を上げる」ことを第一に考えている塾でありますが、目標に対しての「点数を上げる」ことも同じくらい大事に考えている塾です。
※このページも参考に、塾をお考え下さい。
勉強の仕方が分からない?
保護者様から
「ウチの子は勉強の仕方が分からないみたいで、テストで点数が取れないんです」
というお話をいただくことがあります。
そのお子様を見させていただきますと、
テスト前のワークは1周しかしてなかったり、基本的な単語を覚えていなかったりします。
勉強の仕方が分からない、というよりは、「点数を取るための勉強」が足りてない場合が多いです。
勉強の仕方が分からないからテストで点数が取れない、
のではなく、
「点数を取るための勉強」をしていないから点数が取れない
のです。
定期テストの例を挙げると、定期テストの問題は少なくとも半分くらいは教科書やワークから出題されます。
(もし出題されなかったとしても、教科書やワークの知識や解き方を使うのが前提です。)
しかし、生徒様にとってワークは提出するために1周だけやるもので、教科書に至っては丸暗記しても点数にならないから開いてもいない、というのがテスト前の現状です。
また、必ず出題される漢字などを覚えないでテストに向かう生徒様がほとんどです。
これではテストで点数が取れるはずがありません。
逆に言えば、教科書の知識を覚え、ワークの問題が解けるようになればテストの点数はあがります。
ただ、お子様にとって、それは地獄のようにつまらないものなだけなのです。
だからといって、
・ワークは2周以上繰り返し
・漢字や単語の知識は自分で完璧になるまで覚える
ことが分かったからとっても、中々実行できるものではありません。
だからこそ、外部からの強制力が発動するよう、プレインズでは「テストで点数が上がる勉強」を教えています
※プレインズではどうやって生徒様の点数を上げているのか、が書いてあるページです。参考にしていだければ幸いです。
定期テスト型の子の受験対策
勉強の仕方が分からない子がいる一方、塾に行かなくても定期テストで点数が取れる子がいます。特徴として
・読み書きの能力がちゃんとしている子
・コツコツと少しずつ勉強が出来る子
・素直に大人の言うことを聞く子
です。
定期テストで点数が取れるので、内申点なども良いです。
しかし、だからといって模擬テストや本番の入試試験で点数が取れるとは限らないのが歯がゆいところです。
こういう子に対して、保護者様や学校の先生、あるいは本人でさえ
勉強が出来る
と思っているため、塾に通わずとも勉強を続け、結果として志望校に合格できないことがあります。
何度もしつこいようですが、「点数が上がる勉強」が必要なのです。
この場合は、「志望校に受かるための点数を取る勉強」が必要です。
何故なら、ワークやプリントを覚えれば点数になる学校のテストではなく、
学習した全ての範囲から出題されるテストで合格点を取る、ことが要求されているからです。
定期テストで点数を取るためにワークやプリントを覚えることが必要だったのなら、受験で点数を取るために必要なことを覚えることが必須です。
定期テストで点数を取ることと、受験で点数を取ることには似ているようで大きな溝があります。全然違うものなのです。
それを理解していないと、「定期テストでは点数が取れるのに…」と悔しい思いをする子が出てきます。
その子の今の目標に合った「点数を取るための勉強」が必要なのです。
プレインズでは、この
・定期テストで点数を取ること
・受験で点数を取ること
での教え方に明確な区別をつけています。
定期テストで点数を取るためにはワークやプリントを完璧になるまで繰り返し行わせます。
受験で点数を取るためには、毎年の受験問題を分析し、出題されやすい範囲や問題形式に対して正確に答えられるように教えます。